陰陽のバランス感覚を磨く インテリア風水 2015/09/252016/03/14 物事をすべてバランスのとれた状態に保つ、現代人にとってそれは簡単なことではありません。私たちは流れの速い消費社会の中で生きています。頻繁に体調を崩すのはなぜだろうか?目指しているほど成功できないのはどうしてだろうか?と悩みます。 現に、会社でも家でも問題をいくつも抱えていて普通です。毎日時間に追われ、1日のうちのたった1分を風水のために費やすなんて無理、と思ってしまいます。 風水で、陰と陽が調和していることが重要だということを私たちはよく知っています。風水が育まれた地域では、宇宙の万物は陰か陽のどちらかにあてはまると考えられています。女性が陰、男性が陽、暗い、静かな陰、明るくにぎやかな陽、そしてそれらはどちらか一方だけでは成り立ちません。夏の暑さは冬の寒さあってのことですし、暗い夜は明るい朝の陽ざしがあってのことです。そしてその陰と陽はバランスがとれていなければいけません。 陰陽がバランスしている状態の時、すべての物事は思う通り円滑に進みます。だから家で、人生で、陰陽のバランスを整えることが重要なのです。 リビング、寝室といった部屋を思い浮かべてください。 灰色や黒のカーテンがありませんか?狭苦しかったり、不快に感じませんか?不運を受けているように感じますか?体調がすぐれないということはありませんか? 陽をプラスする ・黄色やピンクのような明るい陽の色で壁を塗る。白も陽の色。 ・光を採り入れる。暗いカーテンははずし、風通しを良くし、日光をたくさん入れる。 ・部屋はいつも光がいっぱいで、夜でも真っ暗になることがないように少なくとも1つは照明を常時つけておく。 ・窓を開ける ・ベッドのカバー、掛布団カバー、シーツ、枕カバーは部屋の中の他の家具の色を補完する色で、ソフトなトーンを選ぶ。 ・リビングではクッションカバーに明るい色を使い、陽の力をプラスする。 ・ラジオかテレビを常時つけておく。 ・ウィンドチャイムの音、人の出入り、子どもと笑い声を部屋の中に招く(これらは生きる力を象徴する) しかし反対に、陽の力が強すぎてバランスが崩れ、病気や不調、慢性疲労の原因になることもあります。 大音量の音楽が一日中かかっている、家具が明るい色でそこにギラギラと直射日光があたる、こんな時は陰を追加して対抗する必要があります。 陰をプラスする ・色のコーディネートをあまり強すぎないソフトなものに変える ・陽ざしが強すぎる場合は、カーテンを重めにする ・テレビ、ラジオを切り、静寂の状態で様子見する このような感じです。陰陽は良し悪しではありません。人それぞれの感覚で判断してください。感覚が研ぎ澄まされてくると、陽も陰も過剰になることはなくなります。部屋に音楽はあった方がいいですが、常時でなくてもいいです。時には平和な静寂な状態が必要です。しかし、ずっと静寂がいいというわけではありません。 リビングの壁がも灰色で、全部を再塗装することができない場合は、陽の色の壁紙を丸く切りアート的にちりばめるのも良い方法です。クッションカバーで陽の色を補ってもいいですし、新鮮で明るい色の美しい花を飾れば大きな陽の力がプラスされます。 陰陽のバランスなんて風水実践者の常識と思われるかもしれませんが、結構見落とされているようです。 家が庭や外の景色から影響を受けるのと同じように、良い風水を実践するためには、家の中の陰陽バランスを分析するということも忘れてはなりません。 良い健康、幸福、良い暮らしがもたらされるのは、陰陽がバランスしている時です。 そして、毎年変わる不運の影響も重要です。常に意識してください。例えば、上の図は2015年のフライングスター風水チャートです。これによると、家の中央にフライングスター「3」があり、この影響によって、家で暮らす人は全員、多くのイライラと敵対的な関係がもたらされます。 このような場合は、その場所を静か(陰)にしておくべきです。テレビ、ラジオ、ベルやウィンドチャイムを鳴らすのはNGです。 しかし火の要素が「3」の星の影響を弱めるので、照明と赤い色で明るくした方がいいといった具合です。 不運の影響を受けている場所は静かにして、対策をするのです。 関連する記事