階段に隠れた風水のリスク

私は家の階段に関する風水の質問を多くの方から受け取ります。その方々は風水の知識を本で読み、または人から聞いた話によって混乱し、不安になっています。この風水の問題が家族と家族の未来を壊すかもしれないというのに、どのように解決していいかわからないのです。ここでは階段に潜む風水のリスクについてお話しします。

風水の知恵というのは、お金、健康、人間関係など、人の人生に大きな変化を起こすので、風水を実践する人が増えました。私はその古代の風水の知恵を皆さまと共有しているのです。

階段の話に戻りますが、私たちは十分に注意を払った方が良さそうです。モダンな家のデザインでは、玄関を開けてすぐの場所に２階へ上がる階段があり、そのすぐ横に地下へ下りる階段がある、というような設計の家もありますが、これはとても悪い風水です。

理由は、玄関から家に入った「気」が、２階に上がるべきか、地下に降りるべきか、それとも１階のフロアを流れるべきか、というようにどこに向かえばよいかわからなくなるからです。

私は、最近いくつかの売りに出ている物件で、このような設計の家を実際に目にしました。無駄な空間を作らないようにするために工夫した設計なのだと思いますが、階段は玄関のドアに直接面してはいけません。そういう家では、家の中で「気」がとどまることができず、外に流れ出てしまいます。
玄関から入った「気」も、玄関ホールに集まることができず、家の中をゆっくりと流れることができなくなる。「気」が家の中をゆっくりと流れるのは、良い風水の基本中の基本ですが、玄関と階段が対面している家では、早い流れの「気」が毒矢のようにまっすぐ玄関から階段を急上昇し、家の中の人を直撃します。

大きな豪華な家で、玄関の前に写真のような２つの階段がある場合、階段の片側から上り、頂上からそのまま下り階段になっているもの、これが玄関を入ってすぐにある家では、家族は長続きすることができません。ある段階で、家族は崩壊するか、両親が別離する風水のパターンです。理由は、２つの階段が両側に下りるので、夫婦が２つに別かれるのです。どんなに立派で華麗なデザインだとしても、悪い風水なので、このような階段は避けた方がいいのです。
では、もし階段が玄関を入ってすぐにあって、登り口が玄関のドアに向いている、そういう場合は、どのように対処すればよいのでしょうか？
空間に余裕があれば、最後の３段だけでも向きを変えて、玄関の方に向かないようにするのも１つの方法です。
別の方法としては、家に入った時に階段がすぐに見えないようについ立のようなものを置いてもいいです。
「気」が家の中をゆっくりと流れるように、工夫するのです。