フライングスター風水の間違いが人生を台無しにする

フライングスター風水は風水の非常に強力ながら実践が簡単な法則です。時間とともに変化する風水の「気」の配置を知り対策を行うと、結果があらわる、これがフライングスター風水のすごさです。

これほど単純なのに、実践者の多くは家の間取り図にチャートを当てはめる段階で間違ってしまうことがあるようです。それによって惨事や不幸を招いてしまうから、この記事では、いくつか共通した間違いにスポットをあて、どうすれば正しく実践ができるのかを示します。

フライングスター風水は時間の経過による「気」の配置を９マスのチャートで示します。９つの方位で「気」がどのような性質なのか、チャートから知ることができます。２０年、１年、１ヶ月、１日という周期の気の配置を知ることができ、それをどんな家にでもあてはめることができます。
正しくあてはめた時はすぐに魔法のような結果をもたらします。同じく間違って使うとすぐにとても悪い結果をもたらします。風水を正しく実践できているかどうか知る方法としては、自分の運を観察するのが一番です。

もし最近フライングスター風水を家に施して、その結果ひどい不幸を経験しているというのなら、ほぼ間違いなく何らかの誤りがあるのでしょう。
ここでは私たちの多くの事例の中から共通するNG事例をいくつか紹介します。
この記事はフライングスター風水の本を読んだことがあるか、誰かから習ったことのある方向けのもので、フライングスター風水についてほとんど知らないという方は、当サイトの関連記事をお読みください。

1.間違ったチャートを選んでいる

フライングスター風水には２０年周期で変化する９つの期間があり、現在（この記事は２０１６年のもの）は2004年2月4日から2024年2月3日までの期間「ピリオド８」です。それぞれのピリオドで１６パターンのチャートがあり、その中から自分の家にどれをあてはめるかが実践の第一段階となります。
星がどのように動いてチャートを形成するかを知る必要はありません。16パターンのチャートは当サイト「フライングスター計算機」で自動で簡単に作成できます。大事なのはどのチャートを選ぶかです。
チャートを選ぶために必要なのは家の「正面方位」、つまり家の正面がどの方位を向いているのかということであって、入口や窓の位置のことではありません。これが良く間違えられるのです。

この図では道路側で玄関のドアがある面は南西１に向いており、玄関は西に位置しています。反対側のダイニングにもスライドドアがあります。

アマチュア実践者に共通するミスとして、玄関の位置する方位のチャートを選んでしまうことがあります。これは間違いです。選ぶべきチャートは玄関のドアが向いている方位のもので、位置する方位ではありません。
この図では西に玄関がありますが、あてはめるべきチャートは西のチャートではなく南西１で、なぜならフライングスター風水で基準となるのは家にとっての大きな気の入口となる方位だからです。この図では玄関の前に道路があり、ダイニング側には道路がありませんから、こちら側が正面になるであろうことがわかります。だからこの家は南西１が正面方位で、コンパスを手に取って方位を測る場所であり、正面方位のマスとなるのは「×印」の位置です。

2.正面方位のマスが玄関の区画にずれてしまっている

最近、友人が風水のアドバイスを求めて私を訪ねてきました。彼女が言うには、数年前、家にフライングスター風水を施して以来、仕事が下り坂で、借金まみれとなり、毎月の返済だけで残高がゼロになるのだとか。彼女が持ってきた間取図と、そこにあてはめられたフライングスター風水チャートを確認すると、すぐに何が間違いだったの判明しました。

彼女の間違いは、「玄関の位置」と「正面の向き」を混同し、１マスずつずれたチャートを間取図にあてはめてしまっていたことです。彼女はそれを家と会社の両方にしていました。それによって結局すべてのフライングスターを誤った方位にあてはめ、風水の対策も、風水グッズもすべて間違っていたのが不幸の原因だったのです。
先ほどと同じ図を見ながらポイントを整理します。彼女の家に使うべきチャートは南西１でした。間取図に南西１チャートをあてはめる時、ふつう「5/5/8」を南西にあてはめます、南は「7/3/1」で…、というように。しかしこの友人は「5/5/8」を「玄関の位置」する場所にあてはめていた（図左）。正しくは図右です。

3.現在のピリオドにあったエネルギーの刷新を行っていない

多くの人がピリオド７や６の時代に建てた家にいまだに住んでいて、フライングスター風水をその時代の家にどのように適用するか考えています。技術的には、家が建った時点のフライングスター風水チャートを使うのが正解です。しかし私たちの経験で、それはほとんど意味がなく、むしろ古い時代のフライングスターの力を高めるのは非常に危険な場合があるということがわかりました。
真実はこうです。古い家に暮らし、現在の時代への刷新がされていない家では単に現在の時代の幸運を享受することができないのです。
前時代の星はすべて輝きと活力を失っていて、そして３や７のようないくつかの星は深刻な不運の影響に変わったからです。これらの星のパワーを強めると、家族に悲惨な結果をもたらします。
ピリオド７時代の家に住む人は、星の力を高めるのが特に危険です。ピリオド７時代では７はとてもポジティブな幸運の星でした。寝室や玄関にマウンテンスターやウォータースターの「７」が位置している家では金運も健康運も人間関係も最高でした。
しかし、ピリオド８時代に入り、「７」は暴力と敵意の性質に変化し、略奪、裏切り、流血をもたらす不幸の星になりました。団塊世代で８０～９０年代にピリオド７の家に住んで億万長者になった人たちが、2004年2月以降に健康も人間関係も金銭的にも運気が後退しているのは何の不思議もありません。
これはピリオド７の家が新しい時代に入ったことで幸運が不運に性質を変えたことが原因です。

4.「年」と「月」のフライングスターをあなどった場合

フライングスター風水の極意とは、物理環境の中で「気」の質が時間の周期によってどのように変化するかを継続的に意識することです。真のフライングスター風水実践者なら毎年、毎月に家の風水を確認することがどれほど重要かを知っています。毎年リリアン・トゥーが年初にステージに立ち５時間ぶっ通しで年のフライングスターの変化について話すのはこれが理由です。
「年」と「月」のフライングスターを絶対にあなどってはいけません。実生活に強いインパクトを与えるのは年と月の影響です。例えば、年の「５」が玄関や寝室のある場所に移動した年には、正しく対処しない限り、ほぼ間違いなく不運に苛まれます。
マウンテンスターやウォータースターの「５」の場所に「年」や「月」のフライングスター「５」が重なった場合は、度を増して強くなり、深刻な不運や損失の引き金となります。

5.タブーの場所を改築した時

最後は、家を改築する場合、例えば週末にキッチンユニットを新しく交換したりする場合、毎年場所を変えてあらわれる不運の影響を考慮しなければなりません。次の３つの不運がどこにあるか気にしてください。でないと人生に恐ろしい障害が訪れる原因となります。

・グランドデューク（大歳）
2016南西、2017西、2018北西
・三殺
2016南、2017東、2018北
・五黄
2016北東、2017南、2018北

これらの場所を改築するのは絶対に避けること
穴を掘る、木を切る、壁をバンバンたたくのがNGです