この町で一番の風水 リリアン・トゥー 2007/11/282016/10/19 The Edge誌 2007年10月発売号より)リリアン・トゥーとIGBのロバート取締役との面談をお伝えします。IGBが再開発したミッドバレーシティの風水について書かれています。興味深い内容です。 「ミッドバレーシティの風水は素晴らしい」とリリアン・トゥーは明言します。世界で最も信頼を受けている風水の女王、リリアン・トゥーとミッドバレーシティの開発事業IGB 株式会社のロバート取締役との面談を取材しました。 リリアンはWOFSの本社をダマンサラからミッドバレーシティに移転したのは確信があったからだと話します。彼女は本社移転を検討する以前から、ミッドバレーシティのショッピングモールにWOFSの風水ブティックを出店していました。ブティックは素晴らしく成功していたので、オフィス棟に空きがあると聞いたときには絶対に移転するのだとはじめから心を決めていました。そこで彼女は知人を通じてロバート氏に面会を申し入れました。有名人でなかなか面談のかなわないロバート氏ですが、ふたりに共通の知人が多かったのでお互いに親近感を持ちました。「私はロバートさんに絶対にオフィスのスペースが得られるようお願いしなければならなかったのです」とリリアンは笑顔で話します。 ふたりは面識がありませんでしたが、ロバート氏はリリアン・トゥーの本を読んだことがありました。ロバート氏は風水を信奉しているというほどではありませんでしたが、本の知識の範囲で風水を知っていました。そのせいもあり、彼はリリアンとの初めての面談を喜んで受け入れました。リリアンもWOFSのブティックを素晴らしい成功に導いたミッドバレーの風水について喜んで説明しました。 私たちは今、風水のピリオド8の時期を過ごしています。2004年以前につくられたすべての建造物はすべてピリオド7のものとみなします。ミッドバレーシティの建物の一部はピリオド7の時期に完成していましたが、大半の建物は2004年以降に竣工されています。なので、ミッドバレーシティの町自体はピリオド8だと考えられます。ピリオド8とは180年を1つの周期とした期間の一部分のことです。リリアン・トゥーは話を続けます。 ピリオド8の時期において中心となる方位は北東です。だからミッドバレーシティのショッピングモールやオフィス棟など、北東に面しているどんな建物でも非常に良い風水の恩恵を受けると考えられます。そしてミッドバレーシティの一部分を流れるクラン川は、風水の専門用語で「ジェイドベルト」と呼ばれるもので、これもまた幸運をあらわします。 さらに、これは意図して設計されたのかどうかわかりませんが、ミッドバレーシティをとり囲むように道路が流れていることも、この場所の風水をさらに良くしています。そのことだけとっても素晴らしい風水です、とリリアン・トゥーは指摘します。そして交通の流れが「天の運」をキャッチする流れである「反時計回り」であることも、風水を一層レベルの高いものにしている要因だと話しました。 私たち記者が「ロバート氏のオフィスは少しわかりにくい場所にありますよね」といった時、リリアンは再び熱心に話をはじめました。オフィスまでの曲がりくねった通路は幸運をあらわすのです。逆に直線的な通路は不運の原因となります。ロバート氏のオフィスまでの一見わかりにくい通路もまた良い風水をつくりだしている要因なのだとリリアンは強調しました。「彼はケチだから(笑)この町の風水の設計を私に頼みませんでした」、とリリアン・トゥーは冗談めかして話すと、そこにいた全員とロバート氏が爆笑しました。ロバート氏は「このミッドバレーシティには風水のポジティブなエネルギーがあふれています」と笑顔で話し、締めくくりました。 *ミッドバレーシティはクアラルンプールの市内にあり、有名なツインタワーのあるKLCCエリアから車で15分程度の距離にある再開発エリアです。WOFSの本社は2006年にこの場所に移転しました。 関連する記事 風水の重要なシンボル「河図(かと)」と「洛書(らくしょ)」を知る 「天地人」3種類の運を知っておこう 魔法の手鏡とその使い方 リリアン・トゥー 世界で最も著名な風水の作家 才能を発揮する影響力のある女性