暦は風水実践の要 今年の風水 2024/02/082024/02/09 暦は、日々のエネルギーの変化をまとめた貴重な情報源。世界には色々な暦があり、私たちの生活に欠かせない存在です。 暦と風水や占星術は密接に関係しています。太陰暦、太陽暦、風水で日々の影響を調べるには暦が不可欠です。 日々の傾向を知るために私たちが使う風水チャートは、五行の要素、八卦、星の影響、その組み合わせ、そして方角にどのような影響があらわれるかを示すものです。 吉日と凶日は五行、八卦、フライングスターの属性と相互的な作用によって決まります。風水師はこれらの影響を計算し、結婚、仕事、旅行、新事業の立ち上げなど特定のイベントを実施するための吉日を選択します。 吉日にも色々な種類があります。しかし吉日の計算は複雑です。上記に加え、月の満ち欠けや太陽系惑星の周期的な動きを加味することもあるからです。 太陽系惑星とは、私たちの運に影響する7つの惑星のことで、その周期的な動きが月、火、水、木…の1週間、7日間に影響します。 月の満ち欠けを基準とする暦「太陰暦」も吉日に大きく影響します。 他にも暦の専門家が考慮する影響はあります。 例えば、チベットではカーラチャクラの効果と仏の日のサイクルを考慮します。中国では二十八の月宿を、インドでは宗教上の祝日を考慮します。 ある特定の日が、吉か凶か判断するには、五行の要素がどのように組み合わさっているかをすべて計算する必要があります。 考慮すべき変数が多いと、計算ミスをしやすくなります。慣れない人がその場しのぎで計算するのは危険です。専門家が行った計算に従う方が正確で無難です。 専門家が五行の要素の組み合わせを照合し、使いやすくまとめた暦を使いましょう。 太陰暦 アジアでは古代から「太陽」と「月」の影響を重視し、特に人の生活は月の満ち欠けと関係が深いと考えられてきました。 月の満ち欠けは、海面の高さ、植物の成長、天気、月経、人の精神に影響することが科学的にも認められています。 満月の時、精神の力が頂点に達すると信じる人は多いです。満月は、すべてがより強く、より極端に、より情熱的にエネルギーが作用します。 満月は、祈りの力がより大きく発揮される時で、その日に行ったことはより大きな影響となり、事故や暴力が頻発する時でもあります。 満月は、月の力を信じ、霊力を高めようとする人にとって特別な日です。 満月の日に幸運の風水グッズを配置すると、大きな効果があると考えられています。 仏教徒は、月の影響をより重視し、満月は祈りや瞑想の日です。シャーマンやタントラの儀式の成功率が高まる日とも考えられています。 ヨガの達人は、満月の強いエネルギーを利用して、飛行したり、高く跳躍したり、超人的速度で歩行するといった、魔法のような秘術を実行する人もいます。 満月は7つのチャクラの力を強化するチベットの若返りの儀式にも最適だと考えられています。 月は、大空を速いスピードで移動しているように見えるので、変化や流動性をあらわすと考えられてきました。月の光は反射で、地球の鏡だと考えた人もいます。 月は、霊的な現象が起こる、感情が変化する、大きな夢、想像力、などに関連します。 月は、瞑想と熟考をあらわすシンボルで、人は月を見つめると、動揺が去り、心が落ち着きます。 年末になると、その年のエネルギーが衰え、新しい年のエネルギーが強まるので、月を見つめるには最高の時です。 太陰暦の年末から3回の満月の輝きを真鍮の鏡で映す、これは幸運を招く儀式です。その月を映した鏡を身につけておくと、新年に幸運を引き寄せると信じられています。 月のエネルギーは美しさ、おだやかさ、内面的な強さを人に与えます。 一方の太陽は、世俗的な力、創造力、野心に影響します。太陽は支配のシンボルです。太陽は力を与え、増強する、しかしその力は世俗的です。 太陽は、木、火、土、金、水の五行の力を強めます。月と異なり、毎日昼と夜を交互に繰り返します。太陽は月と違い満ち欠けがありません。太陽は常に強く常に明るく、常に陽のエネルギーをもたらします。 仕事や、何か大きな行動する時に力が欲しい時は、太陽の力を取り込むのがおすすめです。 鏡に太陽の光をあてるのではなく、太陽の図柄が描かれた鏡を家の中に飾ります。家に太陽の鏡があると満月のエネルギーを補完します。 西洋では太陽暦がより重視されますが、古代の中国では独自に「太陰太陽暦」が開発されました。これは風水でとても効果的な法則「フライングスター風水」で使われるもので、時間による変化を占い、日の性質を知るのに便利です。 風水師は、吉凶日の選択の際にどの暦を使うか、良く考えるべきです。 暦には特徴があります。目的に応じた暦を選択できるかどうかは風水師のスキルにかかっています。 暦は、風水の法則で、物事を良い方向に改善するために重要です。 関連する記事 風水で使う「暦」の理解を深める