願いをかなえる周波数の調整

人が願いをかなえるには、テレビや携帯電話を受信するように、願望の対象と周波数をあわせることが不可欠。

「KNOW YOURSELF」の著者シャーリーン・カマルディンに話をうかがいました。
願いをかなえる秘訣は、願望の対象と自分が発する周波数を一致させることです。周波数が違うと実現できません。

万物には周波数がある

宇宙に存在する有形無形すべてのものが電子的に微弱に振動し、周波数を発しています。この世はエネルギーでまわっていて、人間そのものがエネルギーです。そして、人の周波数は思考、言葉、感情に関係します。
良いことは速く振動し高い周波数を発します。悪いことは低い周波数になります。
高い周波数を放つ人には良い出来事や人、成功、幸せが続きます。

これは量子物理学では常識とされています。つまり、人は周波数を自分で調整することでどんな願いもかなえることができるのです。
それはまるでテレビ、ラジオや携帯電話の周波数、チャンネルがあっていないと受信できないのと同じことです。

人にはそれぞれ周波数がある

近年、画期的な科学的研究の成果により、「人が自分で人生の状態をつくれること」、「出来事を起こせること」、「人それぞれに周波数があること」が明らかになりました。
さらに技術の進歩により、研究者が人の発する周波数を機械的に測定することができるようにもなりました。
周波数のレベルを0（最低）から1,000（最高）に分類し、測ることができるそうです。平均的な人が放つ周波数は207で、それよりも高い人、低い人がいるわけです。しかし、多くの人にとって願望の対象となることは、高い周波数域にあるため、207では実現できません。

願いを楽に実現できるレベルは500以上で、この周波数域とリンクする人の感情は愛、満足、平穏や感謝です。
このレベルの周波数は、人に宿っている魂そのものの周波数域です。人が社会のしがらみや体の重さのない状態がこの周波域です。意識してこの高い状態を維持すると、それにふさわしい人、出来事、状況が実際にあらわれるという仕組みです。

欲しくないものでなく、欲しいものに意識をあわせる

願いがかなわないのは、あなたが放つ周波数と、願いの対象の周波数が合っていないからです。
実現が遅いのは、満足より不足に意識を合わせているからです。
思考、言葉、感情が周波数の不調和の原因で、実現を妨げているのです。
このことがどのように作用するか、「お金」と「健康」を例に見ていきましょう。

お金

人は誰でも経済的な自由を望んでいますが、今の生活でお金が足りないことに意識を向けすぎていませんか。
これは、お金の心配、恐れ、不満を克服したいと願うから生まれる不足です。
この種の感情は低い周波数を発するので経済的自由が実現しないのです。

自分のまわりの人、物、出来事に満足していると、人生により多くの良いことが実現します。これは、良い流れに乗っている状態の証し。逆もまた同様です。
だから、気分が良くなる良い思考だけを、意識的に楽しむようにすることが非常に有益です。
経済的に苦しい時、お金が足りないと考え話し続けると、さらに悪化するのはこれが理由です。
「お金が足りない」と繰り返すことで低い周波数を放ち、お金がさらに出ていき、入ってこないことが実現します。

思考を「お金がもっと入ることを楽しみに期待している」に変えると、まったく違うレベルの感情が生まれ、周波数が高まり、現状が改善します。
「これまでの人生で受け取ったお金にとても感謝している」と言うと、思考が完全に変わり、気分が良くなります。良い感情を生む思考は人の振動を速くするので、良い方向に変わるのです。

不幸を見ていたら幸せにはなれない

「お金は諸悪の根源」のような、お金を否定する思考が無意識に豊かになるためのチャンスを遠ざけます。
お金によって人生、家族、友人をより幸せできると心から思いましょう。そんな幸せで楽しい気持ちが維持できれば、お金に対する思考が健全になり、経済的状況が改善します。
自分が豊かで、周りの人により多くの幸せをもたらしている姿をイメージしてください。細かくイメージし、経済的な自由と喜びを感じる。そうすると周波数が高まり、良い事が起こるようになります。

健康

医学的な研究で、不幸と病気の直接的な相関関係はすでに証明されています。健康を望んでいるのに病気を心配し、話し続けると、周波数が下がり、健康を失うのです。

「私の関節痛は日に日に悪化している」と思い、人に話していると痛みが大きくなるだけです。
代わりに、「痛みは回復しつつある」と言えば、良い健康状態の周波数に合うので、快方に向かいます。言葉が人の振動を速め、周波数が高まることで痛みが消え、健康に向かうのです。

今の状態に満足し、「健康」があなたにとってどのような素晴らしいものかをイメージし、感じるのです。回復したらできるすべての楽しい活動をイメージしましょう。
満足の周波数は540です。このレベルを維持できれば望みはかないます。

あなたがどのようにありたいかに意識を合わせ続ければ、願いは実現します。この原則と実践法は、人間関係、仕事など、すべてのことに作用します。

周波数が合っている＝流れに乗っている

人生の中で誰でも一度は絶対的な爽快感を感じたことがあると思います。それが何であれ、その状態を思い出してください。するとあなたは「流れに乗った」状態で、自分の中の願いを実現する力につながっている状態です。

願いをかなえるために、周波数を高めるさらなる具体的な方法をお話します。

前向きな言葉を使う

前向きな言葉を使うと、思考と感情は素早く改善します。
次の言葉を言うと、すぐに周波数が上がります

「私は常に神聖な存在に導かれている」
「私の人生のすべての人、物、出来事にとても感謝している」
「私の体のすべての細胞は健康に振動している」
「私の体はすぐに楽に治癒する」

あなたの願いの対象、その感情をイメージし、話し、感じてください。
今、目の前になくても、イメージして感じることはできますよね。
磁石のように望みを引き寄せ、実現する力を人は元々備えているのですから。

笑う

笑いは純粋に楽しいエネルギーです。笑いはコントロールされていない自発的なものです。

歌って踊る

歌い、踊ると魂が解放され、自由を味わうことができます。

好きなことをする

好きなことをしているとき、あなたは自分の中の願いを実現する力と周波数的に一致するので、大きな成功を実現できます。

自然と交流する

大自然の中に座り、自然の美しさと奇跡を賞賛しましょう。それによって、願いを実現する力の源を感じ、周波数が調整されます。

自分を愛す

自分を愛すとは、他人があなたについてどう思ったとしても、あなた自身が良い気分でいることを意味します。自分を愛することができるようになると、他人を愛することも簡単にできます。
愛は最大の癒しです。心の傷をすべて癒し、低いレベルのエネルギーを浄化します。愛の周波数は500で、あなたの願望を簡単に実現することができるレベルです。

毎日15〜30分間の瞑想

平穏な心を維持するために知られている最善の方法は瞑想です。自分の中に宿る願いを実現する力とつながり、感じます。平穏の周波数は600です。

感情をコントロールする

高い周波数を発するようになるには、自分の感情に常に意識を向けることです。そうすれば低い周波数を生む感情を高いものに変化させることができます。
必要なことだけに意識を合わせ、不要なことに意識を向けないでください。「これを考え続けたらどのように感じるか？」と自問するのです。
気分が悪い場合は、気分が良くなるように変えてください。
最終的には気分が良いことを考えるのが日々の習慣になるまで続けてください。
できるようになると、あなたは願いをどれほど楽に実現できるか気付き「飛んでいる」ような感覚で事が運びます。

自分のことに集中する

他人の意見で周波数を下げてはいけません。「私の心に他人の汚れた足を絶対に立ち入らせない」というガンジーの名言があります。
あなたの精神、感情が落ち着いているほど、自分の中の願いを実現する力と調和します。

現状を幸せと思う

「今が幸せ」「誰でも幸せになる権利を持っている」、こう思うと直近の問題が解決し、次の良い段階に進むことができます。現状を幸せと思い、次に上向きな期待を持つ、これが良い変化をもたらします。

社会的しがらみと体の重さがない魂の状態、願いを実現する力と周波数が一致すると、いつも気分良く、見栄えが良く、健康で豊かな人生が楽しめます。
周波数が合うことで力が湧き、明晰さと自信が生まれ、願いはすべて楽に実現します。

シャーリーン・カマルディン：「KNOW YOURSELF」の著者、能力開発講師。