窓から見える水は、幸運をもたらすか？

家の正面にあたる方位に水が見えると幸運、という風水の法則があります。水の流れの向きによって、家に特定の運がもたらされます。

家の中から見て、玄関のドアまたは窓から見える景色に水の流れがあるかどうか、ある場合は、流れの向きによって運の良し悪しが決まるというもの。
この法則を風水の「三合（さんごう）の法則」といい、水の影響を判断するために古くから用いられてきました。
ここでは、リリアン・トゥーが、高層マンションから見える川が、風水でどのように影響するか、お話しします。
マンションに暮らしていて、大きな窓から見える景色の中に川があるなら、驚くほど大きな幸運または不運をもたらす可能性があります。

高層マンションで、川の眺望を持つ物件はプラスアルファの価格設定がされ、それは世界中どこでも同じです。風水で水がもたらす幸運の力を考えれば当然のことです。リビングの大きな窓から水が見え、その気が家の中に穏やかに流れ入るならば、繁栄と豊かさがもたらされます。

それが金運をもたらすのか、それとも損失をもたらすのかを知るには、家の「正面方位」を判断することから始めます。高層マンションの9階より上階では、眺めのいい大きな窓が向いている方位を正面とします。
その大きな窓の景色に流れる川があり、窓が開くなら、正面方位は確定です。あとは方位を測るだけです。コンパスを使い、窓を開け、バルコニーに一歩出て、窓と平行に立ちます。そして水がどの方位から流れ、どの方位に向かって流れ出るかを判断します。

大きな窓で、窓が開かない場合は、水の流れが風水に影響しますが、窓が開く場合に比べると影響は小さくなります。

家の中から見て、窓の向きが「北、南、東、西」のいずれか4つの場合、水が左から右、つまり時計回り（陽の流れ）に流れていれば大きな成功と金運をもたらします。
「南東、北東、南西、北西」なら、水は右から左、つまり反時計回り（陰の流れ）に流れると幸運をもたらします。

川は大きければ大きいほど、幸運も大きくなります。風水の古典によると、川の水と、家の中から見える流れの向きが運を左右します。また、川のカーブの形や、水の流れ出る向きも風水に影響します。

下の表はそのまとめです。
ここでは東、西、南、北、南西、北西、南東、北東の8方位を3分割して1，2，3の数字を振った24方位を用います。

この法則は非常に奥の深いものです。水の流れは12種類あって、それぞれに左右の向きと流れの入りと出の方位の属性があります。これにより、川の流れがマンションにどのような影響を及ぼすのかがわかります。

川からの幸運を活用するための方法があり、川からの不運を防ぐ方法もあります。この法則はあらゆる種類の水の流れを詳細に分析するので、学ぶ価値があるものです。シークレット・オブ・ハウスチャートにはより詳しい説明が書かれています。
マンションに暮らしていて、水の景色が見えるなら、知っておいて損はありません。

川が海に近い場合、潮の干満によって川の流れの向きが変わりますが、それでも川の水は最終的に海に流れ込む、と考えれば、迷うことはありません。
川の流れが、不運をもたらす場合は、カーテンで川の景色をカバーすることで不運を防ぎます。
2つの窓から異なる向きに川が見える場合は、家具の配置を工夫して、幸運をもたらす向きに川が見えるようにします。

風水で効果を得るためには、正確な方位が必要です。方位は慎重に測ってください。上の表は法則の基本的な項目をまとめたものですが、これは三合風水のほんのさわりです。実際は、水の流れの性質について、はるかに深く掘り下げ、幸運、不運にも種類があります。水の流れが視界から消える出口の向きも考慮します。水が流れ入る方位と同じく、出口の方位にも良し悪しがあります。

ということは、水の流れが見えるマンションのすべてが幸運というわけではないのです。水の流れの向き、建物の向きに応じて、違うのだということを知っておいてください。

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