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幸せな新年を迎える「冬至」の過ごし方

2024年の冬至は12月21日、豊作を祝い、来るべき新年の幸せを願う伝統的な過ごし方についてお話しします。

家族団らんの図
冬至は1年で最も日照時間が短い日で、この日を境に日照が長くなる、寒い冬のから抜け出すターニングポイントを祝う日です。
西洋の広い地域では、冬の時期に感謝祭やクリスマスに豊作を祝います。北欧では冬至を大きく祝います。風水が盛んな地域でも同じように、家族が集い、食事をする伝統があります。

家族が集まり、ごちそうを楽しみ、神仏に祈りを捧げるのは世界共通です。
豊作と幸せな未来を安全に迎えるために、伝統的に守られている冬至の儀式を5つ紹介します。

1.カラフルな団子スープを食べる

冬至に食べるお団子スープ
冬至の儀式で最も重要なことは、生姜スープに団子を入れたデザート料理、「湯圓(ゆえん)」を食べることです。
もち米粉で作った団子を、生姜の効いたスープで炊いたもの。伝統的には、家族が一緒に団子に丸めるところから始めます。
この「食の儀式」には、豊かさへの願いが込められています。
団子の丸みは家族の繁栄と団結をあらわし、色は、幸せの種類をあらわします。

  • ・白は円満な人間関係
  • ・赤は喜楽
  • ・ピンクは愛情
  • ・黄は富
  • ・緑は健康
  • ・青は仕事の成功
  • ・紫は知恵

湯圓が「お祝いスイーツ」として親しまれているのは、このような幸運の意味を持つからです。伝統的なレシピを紹介します。

材料

団子:

  • ・もち米粉 250g
  • ・お湯 1/2cup
  • ・水 1/2cup(生地の固さはお好みで)
  • ・食用色素 赤、緑、青、黄

生姜スープ:

  • ・生姜 150g、皮をむき、軽く傷をつける
  • ・水 4cup
  • ・砂糖 1cup
  • ・松の葉 結んだものを2巻き程度お好みで

手順

生姜スープを作る:
生姜の皮をむき、みじん切りし、少量は軽くすりおろす。
松の葉をすすいで結ぶ。
鍋に水、砂糖、生姜、松の葉を入れて沸騰させる。
15分間煮込んだら火を止め、15分間置き、生姜と松の葉の風味が浸透するのを待つ。
生姜と松の葉を取り出す。

団子を作る:
大きなボウルにお湯と米粉を入れてよく混ぜる。
冷水を少しずつ加え、生地を整える。
作りたい数に応じて、生地を等分する。
赤の食用色素を最初に加え、色がよくなじむまで生地をこねる。
続けて別の色も同じようにこねる。白も残しておく。

生地を細長く帯状に整え、手のひらで丸める。
薄力粉をまぶした皿の上にくっつかないように並べる。
乾燥を防ぐために布をかけておく。

調理:
団子が完全につかる量の水を鍋に入れ、沸かす。
沸騰したら、団子を入れ、3分煮る。
団子っがくっつかないように、時々まぜる。
団子が浮いてきたら、冷水を1cup入れ、ふたをして、再び団子が浮くまで煮る。

冷水を入れた大きなボウルに、団子を取り出して1分置く。
そうすると、団子同士がくっつきにくくなり、モチモチ感が増す。
水を切り、用意した生姜スープに入れる。
ホットorコールドはお好みで。

POINT: 儀式としては、このように一から作らなくても、中華街や百貨店のデパ地下で売っているものを使ってOK。ただし、白だけでなく色がカラフルなことは重要。

2.旧正月の仕込み

伝統的に、旧正月を祝うために使う干し肉、ソーセージ、酒を冬至のタイミングで仕込みます。2025年の旧正月は1月29日です。

3.神仏に祈る

冬至は、家、天、地の神仏に祈りを捧げる日です。神仏に感謝を示し、未来の幸せを求めるために、湯圓を祭壇や仏壇に奉納します。
冬至は、年の神「グランドデューク・ジュピター」がバトンタッチする日です。新しい年を良い状態で迎えるために、グランドデュークの護符を新しいものに交換し、ふさわしい方位に飾ります。

ここからの1年間は、へび、いのしし年生まれの方は直接的に、とら、さる年生まれの方は間接的にグランドデュークの障りを受けるので、新しいグランドデュークのお守りをつけます。

4.先祖供養

冬至は、先祖供養の日でもあります。お香を焚き、まんじゅうや、蒸し鶏などの食べ物を仏壇や祭壇にお供えします。
お香を焚き、家長がリードして全員で先祖への感謝、家族への守護を祈ります。

5.ケンカを絶対にしない

幸せな未来を願うなら、旧正月と同様、冬至は家族が団らんする日です。常に行儀よく振る舞い、縁起の良い言葉を使い、不吉な言葉を使わないこと。ケンカは、何が何でも避けてください。人間関係のお守りをつけておけば安心です。
そして、一日を通して感情的に良い状態を保ち、特に食事の最中は、デリケートな話題を避けます。

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