インテリアを工夫して風水の力を効果的に高める インテリア風水 2018/08/022021/04/23 家の風水を良くしたいなら、まずは家具の材質や色を工夫することからはじめます。 インテリアのデザインに視覚的なテクニックを取り入れることで、あなたのライフスタイルにあったバランスの良い家をつくることができます。 視覚的なアレンジ この例では、家具の配置を、広い玄関から庭が見える、という家の特性を活かすよう配置しています。外から入ってくる「気」をうまく高めながら、その「気」がリビングに溜まるようにする、そして「気」が家全体に広がる、というように。 ここでは、玄関ホールがリビングの中心でもあります。玄関ドアの正面に立派な絵画を飾りました。側面の窓も「気」に力を与えます。 玄関ドアに接する壁には守護をあらわす風水のシンボルが描かれた絵画が飾ってあり、これもまた家全体を守ります。 家具は、外の庭が見えやすいように配置されています。背面の大きな絵とカーペットが部屋の「気」のバランスを調和させています。 つまり、1つの空間に2つの目的(玄関ホールとリビング)があるときには、視覚的な調整によってそれぞれを活かすのです。 陰陽と五行を取り入れる もうひとつは、テーマを絞って、全体のレイアウトを決める手法です。ソファセットが中央に、その周りをカーペットが囲み、中央には大理石の床が露出しているというデザイン、硬い床と壁の間にカーペットがあることで、全体のイメージがソフトになる例です。 床に「陰」と「陽」の区別ができ、全体的にも「陰と陽」のバランスが整います。 インテリアに「五行」の要素を取り入れることもできます。 どのように? この図では「火」の要素を天窓から入る太陽光によって取り入れています。 リビングから見える景色には、石貼りの歩道とプールがあり、「土」と「水」の要素となっています。 植物は「木」の要素で、壁の後ろのよく見える位置に植えられています。 「金」は、奥の壁の色がグレー色に塗ってある、というふうにどんな空間でも風水の五行の要素を取り入れることができます。 窓、玄関からの眺め 玄関から見る外の景色は、家全体の風水を良くする効果的な手法です。これは空間の使用目的を明確にすることもできますし、同時に空間の内と外を区別することができます。 背景にある大きな壁は私的空間と外界を隔てています。 そして後ろの木がソフトなイメージを与えます。 家具や建材の材質を吟味することは、どんなコンセプトでも重要です。デザインとバランスは常に一体です。空間を色や材質でアレンジすることができます。 この例では、木とプールがソフトで「陰」なイメージを添えています。反対に壁は力強い「陽」のはたらきをし、全体的な「陰と陽」のバランスが完成しています。 色の使い方も空間の目的を強調するのに役立ちます。 廊下では、まず通路の幅を気にします。「気」が動くために十分なスペースを確保します。「気」が家の中をスムーズに流れるようにするためだけでなく、機能的にも理にかなった考えです。 図の赤いカーペットは大理石の床の単調さをうまく壊しています。赤い色はもともとの石中心のデザインを強化しています。 しっかりしたつくりの壁がデザイン全体の中で、背景を際立たせます。 ここでは、色がどのように空間の性質を決定付けるかを見ることができます。 入口にこの色のカーペットがあることで、外と内を明確に区別しています。 まとめ 風水をインテリアデザインに取り入れる時には、空間の本質的な目的と視覚的な要素の両方を見ていく必要があります。 空間の目的と景色をよく観察してください。 1つの空間を2つの目的に使う時は、それぞれの目的にかなった方針を定めて下さい。 「陰陽」と「五行」を実際の材質や色でバランスをとってください。 やりすぎはアンバランスのもとです。全体のコンセプトが大事です。 玄関は家全体のイメージを形成する場所なので、特に良く考えた方がいいです。 1つ1つの景色が芸術作品として成り立つようなイメージで。 関連する記事 寝室の風水は実用的なデザインで インテリア風水の成否は素材選びが命 風水で家を美しく見せるデザインの工夫 風水設計のベストなデザイン方法 風水のよくなるインテリアデザイン