You are here
Home > 仕事風水 > 広々したオフィスをつくる工夫

広々したオフィスをつくる工夫

気分よく仕事を進めるには「広々した」感覚が必要です。部屋の面積を広げることはできませんが、スムーズな動線や視覚効果によって「広さ」をつくることができます。

例えば、同じ面積の「オープン型」と「個室型」のオフィスを比べると、前者の方が「広い」印象を与えるそうです。この「広さ」の感覚が仕事の成果に影響します。
ここでは、広々した感覚でいられるオフィスをつくるポイントをお話しします。
「風水」の法則の話ではありませんが、これも大事なことなので、お付き合いください。

鏡とガラスの使い方

鏡は視覚的に空間を広げる効果的なツールです。下の写真では、部屋の長辺に鏡が設置されているので、実際よりも部屋の幅が広く感じられます。
直線的に配置された机が部屋に奥行きを与え、幅と奥行の絶妙なバランスによって広さが感じられます。

鏡は室内を映すことでに広く見せますが、ガラスは部屋の外が見えることによって広く見せます。この違いを意識しておきましょう。鏡とガラスを並べて使うと、室内にいる人は視覚的な混乱に陥る可能性があるからです。

会議室の写真

写真では、鏡は部屋の中央にある壁のところで終わります。鏡は仕事用のデスクを映しています。鏡とガラスの間には壁があり区別されています。ミーティングデスクのある場所のガラスからは外が見えて広がりが感じられます。

水平と垂直

2階の写真
上下の広がりについても見ていきましょう。写真のテーブルのまわり、ソファのある部分は、よく見るとそれほど面積は広くないのですが、とても広々した空間に見えるはずです。
まず、天井を吹き抜けにすることで上下階につながりをつくっています。
テーブルとその上の天井が「水平」になっているので、奥行が広く見えます。
窓側の背の高いカーテンと窓枠が「垂直」をつくり、空間のバランスが整うので居心地がよくなります。

単色はおすすめできない

モノトーンの会議室
オフィスで「単色」は避けた方が無難です。変化がなく病院のような憂鬱で無気力なオフィスになってしまいます。
写真の例は、透明な間仕切りのオープンな会議室ですが、色のせいで部屋に閉じ込められているような閉塞感を感じてしまいます。

デスクの間仕切りはおすすめできない

オフィスの写真
仕事を進める上で「チームワーク」と「透明性」はとても重要です。オープンな環境ではチーム間の交流が促進され、透明性も保ちやすくなります。
デスクに間仕切りをつくると、人は孤立を感じやすく、社内政争や不安にもつながります。隠し事も増えます。

オフィスでも片付けは大事

オフィスの写真
オフィスでは「片付けられない場所」をつくらないのが基本です。乱れた場所は混乱の気をつくります。「陰」の気を発し、不運の原因をつくります。
オフィスの整頓状況は、そこにいる人の精神状態と仕事姿勢にリンクします。
整理整頓されたオフィスでは、生産性が高く前向きな精神状態になります。
乱れたオフィスでは、人は混乱して集中できなくなります。

何かがおかしい時

会社の写真
人は誰でも第六感を備えています。デザイン上は問題ないはずなのに、何かおかしいと感じる時は、自分の目でよく見てください。
写真の例は、机、椅子、キャビネットが整然と配置されていて、問題ないように見えます。
しかし、ここで仕事をしていると落ち着かないのです。
どうしてでしょうか。

天井がとても高いから?
だとしたら、天井まで高さのあるキャビネットを設置して「垂直」の視覚効果をつくるのも一つです。

窓が全開だから?
ブランドを設置して、適度に閉めると落ち着くかもしれません。

などのように、オフィスの用途にあわせてデザイン的な調整を試みてください。
鏡やガラスなど物理的な調整、線や比率などデザイン的な調整、色々と手はあります。

オフィスは単なる空間ではなく、仕事を前向きに進めるための空間です。
風水のよいオフィスでは、生産性と業務効率が飛躍的に高まります。

Top