家の外の風水はとても大事 ランドスケープ風水 2010/07/142016/10/19 家の周辺環境から家の中に流れてくるエネルギーについて理解することが良い風水の重要なポイントです。外から家の中へ流れてくる良いエネルギーは庭でつくりだすことができて、これによって風水を大きく改善することができます。例えば花や植物の種類など目に見える範囲のものはすべて家のエネルギーに影響を及ぼします。 第一印象をしっかりと 家の敷地に入ったときの第一印象、ゲートから玄関へのアプローチの見た目は重要なポイントの1つです。玄関の前にあるひらけた場所があることはチャンスと成功をあらわすので風水で重視されます。もし逆に玄関の前が雑然としていて、弱々しく、くすんだ色の植物が生えていて、排水の溝がつまっていて、いやなにおいが漂っていたら、それらは全て悪い風水をつくる要素として積み重なります。 玄関の正面がこのような陰のエネルギーで満たされた場合には、そこで暮らす人の持つ雰囲気がネガティブな印象になり、人生の様々な障害を引き起こす原因となります。 こういった陰のエネルギーをつくりだす原因をかたずけることからスタートしてください。元気な花や木を植えると、とてもすばやくエネルギーが改善します。幸福と成長のエネルギーを象徴する「木」は、五行の要素の中で唯一生命を持っているからです。 もしあなたが敷地に十分なスペースを持っているなら、玄関の前にひらけた場所をつくるために、車の駐車スペースを家の横か後ろにつくり、玄関から見た景色から車がないようにすることです。 それによって、玄関の前のスペースの自由度が高まり、風水をよくするための改善がやりやすくなります。 バランスが大事 次に考えるべき大事なポイントは、家を囲むものの材質の陰と陽のバランスです。家がいかにも「ハード」に見える素材で囲まれていると生きる自信と気力が奪われます。家を取り囲む気は「静か」で、陰の環境ができやすくなり、陽の気が家の中に入るのは難しくなります。そういう場所で暮らしていると前向きに自己実現していくことが難しくなります。 正しい色を選ぶ 玄関へのアプローチをデザインする際には、良い風水をつくる正しいバランスの材質と色を選ぶよう努力してください。花の色によって、色のバランスをつくり、エネルギーのバランスを調整することができます。五行の法則にしたがって、それぞれの方角のエネルギーを高めるために花の色を選ぶのも良いです。例えば、東、南東では青と緑の植物がふさわしいので、ブルーベリー、ムスカリ、ムラサキナズナを植えると幸運、といったようにです。西と北西には白や淡い黄色の花がふさわしいので、白いカーネーションが幸運をもたらします。南は名声と人気、チャンスの方位で火のエネルギーが求められますので、美しいバラ園にするのが理想的です。 北東は岩の庭園のように、南西は岩に加えて滝やプールといった水のある庭にすると良いでしょう。八卦によると、北東は知識と学業の方位で、2024年までの期間において支配的な方位です。なのでこの場所にある土のエネルギーは素晴らしい人間関係をつくりだします。岩の庭園は周りの環境とよくなじむようにデザインされるべきです。他を圧倒してしまうようなデザインは避けてください。植物とのボリュームのバランスも大事です。また照明をあてることも、火が土のエネルギーを高めるので大事です。また2024年までの間、南西は富をあらわす方角なので、そのエネルギーを高めるのに水があると良いです。理想的にはここにプールがあると良いでしょう。プールを設計する場合には、周辺とのビジュアル的なバランスを重視し、家の風水を良くするような位置につくるようにしてください。 上の写真のプールは、玄関の正面から少しはずれた位置にあり、プールと玄関の間に広い空間ができるように少し家から離れています。そして土をあらわす石のタイルでプールサイドのフロアをつくり、左右の木はバランス的にトーンダウンさせてあります。木のかげで陰のエネルギーができるのを防いでいるのです。全体的なバランスはデザインの重要ポイントです。この写真のプールももっと大きくすることも小さくすることもできたはずですが、建物や木とのバランスを考慮してほどほどの大きさになっています。何かが何かを支配するような関係にならないように見た目のバランスを維持してください。 家の設計を、家の外からのエネルギーの影響まで考慮することは大事なことです。玄関にいたるアプローチが美しい状態を保っていて、玄関の前にひらけたスペースがあることは極めて重要なことです。玄関以外の場所で、家の中にエネルギーが影響するような場所についても、同じように考えて良い風水をつくってください。 関連する記事