You are here
Home > ランドスケープ風水 > 風水ではエネルギーのバランスが重要。

風水ではエネルギーのバランスが重要。

空間にやどるエネルギーが私達の生活の喜びや満足、感情に影響を与えます。エネルギーの質を正確に見極めることは、私達にとって大きな課題です。

img

はじめにお伝えしたいことは、私達は目に見えない「生命の力」であるエネルギーを活かすことも捨てることもできる、ということです。良質なエネルギーのバランスをつくるために、私達はインテリアの材質の硬さ、色の明るさ、そして陰と陽の強弱を真剣に考える必要があります。

材質の硬さ
手触りと、視覚はスペースの印象を大きく左右します。家具や壁、床などインテリアの物理的な手触り感が、そこで過ごす人の感情に影響を与えます。大理石やみかげ石といった硬い手触り感で、触ると冷たい材質のもの、しかし見た目は元気なイメージ、全体としては陽のエネルギーを強めます。なので、こういった素材がダイニングやリビングといった家族の共用する部分に使われると良いエネルギーのバランスができます。
壁、床のタイルも共用の場所にふさわしい材質のものですが、硬さのバランスをとるためにカーペットやカーテンを同時に使うことが大事です。
最も暖かい材質である木は、どんな空間にもリラックスしたムードを与えます。勉強部屋、寝室といった私的な空間に用いると、落ち着いたムードができあがります。
カーペットやカーテンといったやわらかな材質のものは、空間の視覚バランスを調整するのに役立ちます。単調な色できっちりとした家具のレイアウトがされている場所にカーペットを敷くと、やわらか味がでます。カーテンは壁の硬い感じと部屋の閉鎖的な感覚を和らげます。
カーテンの種類、ドレープタイプやロールスクリーン、色や材質は空間を構成している周囲の家具とのバランスで考えると良いでしょう。例えば、大理石の床に鉄製の家具が置いてある部屋にロールスクリーンをつけると、空間のバランス的にはちょっと硬すぎてしまいます。
同じように、木のフローリングの床に布製のソファが置いてある部屋のカーテンとしては布製のドレープカーテンでは少しやわらかすぎてしまいます。バランスをとるためには、ところどころアクセントが必要なのです。
空間のエネルギーが、床、家具、カーテン、カーペットなどの材質のバランスから、そこで過ごす人にどんな影響があるかを意識する必要があります。
常に硬い・やわらかいの中間でバランスがとれているのがベストです。風水では偏ったデザインにしない方が良いです。

img

陰と陽の強弱
陰陽はエネルギーのレベルをあらわします。生活空間の照明や音も陰陽を決める要素です。照明はエネルギーを常に高める効果があります。しかし強すぎたり弱すぎるとエネルギーのバランスはおかしくなります。自然の太陽光は陽のエネルギーの源とされていて、しかし光が強すぎると暑くなり過ぎてしまうなど弊害もあります。窓やカーテンの開け度合いも陰陽のバランスを左右する重要な要素です。
自然光の力も、窓の大きさやカーテン、シェードなどを使ってうまくコントロールするのがかしこいです。また夜になった時、どこに照明が必要かも考えておくべきことです。もし暗い色調の床なら、夜の間、陰陽バランスのとれた照明が必要です。天井に一定間隔で照明を設置して暖かいムードをつくり出したり、壁を照らしたりなど、色々考えられると思います。
部屋の目的によって正しいバランスのデザインが必要です。寝室には広口の天井照明を使い、特定の場所にはスポットを使うのが良いアイディアです。
これは寝室はそもそもリラックスを目的とした陰に寄ったエネルギーバランスが求められる場所ですが、それでも特定の場所には陽のエネルギーを与えることができるので、良いデザインです。
リビングやダイニングのような共用部分にはもっと強いハロゲンライトや、シャンデリアのような照明がふさわしいです。シャンデリアは空間に火と土のエネルギーをもたらします。
部屋の音響によるエネルギーの調整は、その空間のエコーのレベルを見極めることが大事です。何も無い空間の場合、エコー、反響がありますが、カーテンや家具、観葉植物などを置いていくにつれ、エコーのレベルは下がります。エコーが吸収されると安心感がでてきますので、そういった意味でもカーテンやカーペットが有効に役立ちます。しかしあまりにも音が吸収されてしまう環境は、陰の空間となってしまいまい、エネルギーの停滞感を招く可能性があります。空間のエネルギーのバランスを適正にするには、エコーが適度に吸収される程度に材質を選ぶことです。

img

色の暗い・明るい
色は私たちが空間を感じる重要な役割を果たします。明るい陽の色は元気になるし、陰の色は抑えた感じのエネルギーをもたらします。インテリアの中で暗い色は落ち着いて基礎のしっかりしたムードをつくることができます。例えば、全ての壁面が白だったとすると落ち着かないでしょうし、逆に全ての壁が黒だとテンションが下がりすぎてやる気がまったくでなくなるかもしれません。
どの場所にどの色を使うかについては、1つの簡単な考え方は八卦です。方位を測って、八卦に示された方位の五行の要素にあった色を使うことです。例えば北のリビングだとして、白、黒、青がふさわしい色となります。東の部屋なら、フローリングの床はふさわしいですし、水色や植物の色がふさわしいです。この法則はカーテンやカーペットなど、空間の硬い・やわらかいのバランスをとるための材質の色を決めるのにも使えます。
このように、空間をデザインする時には、常に色、素材がつくり出す「陰」と「陽」のバランスに気を配ってください。

Top