優雅なトイレフロでも風水は悪いの？

風水では昔からトイレフロは家の中で縁起の悪い場所と考えられています。排泄物を流す場所でありますし、トイレフロに関する風水のタブー事項は数多いです。
しかし最近では、トイレフロが別の側面を持つようになりました。美しい御影石で洗面台をつくったり、豪華な大理石の湯船で疲れを流してリラックスする人も増えました。

シャワーヘッドは何百種類ものデザインが選べますし、豪華な設備も選択肢は本当に増えました。そして多くの女性はフロで出かける前の何時間かを過ごします。ではどうやってこの風水のジレンマを解決するのが良いでしょうか？
答えは実は非常に単純で、そして誰でもわかっていることです。ではお話を続けます。

1.寝室とトイレの壁が共通でないこと。寝室のとなりにトイレフロがあるのはＯＫですが、寝る時に頭をつける壁がトイレの壁でないようにご確認ください。
もしそうだったらベッドは別の場所に動かし、ドレッサーなどの家具をその壁側に動かした方がベターです。

2.フロは大きくてもＯＫですし、スパのようなフロもＯＫです。でもその場合、トイレは区分けしてください。同じスペースの中にあるとしても、トイレの部分を小さな部屋的に仕切る、そしてそのドアをフロに入っている間は開けない、そうすれば風水を気にせずに好きなだけバスタイムを楽しめます。

3.部材に金色ピカピカな色を使うのは、人から悪趣味と思われるだけでなく、風水が悪くなります。ここは洗って流す場所なので、金だとしたら、金運を流しているという意味になります。ステンレスやセラミック素材で、金色ではない色を選んでください。

4.玄関の真上にトイレがあるのは絶対にＮＧです。少し考えれば分かることですが家で最も大事な場所の真上がトイレだと、何事も成し遂げられません。このことは家を買うときや借りる時にチェックすべき重大なことです。
もしそういう家にすでに住んでいるなら、予算をかけてでも改築することを強く勧めます。これは不運を受けるというだけでなく、本当に危険な風水です。

5.トイレフロには正しい色を選んでください。陰過ぎる色は良くありません。少し暗いのはＯＫですが、選べるならほんの少しだけ明るいのがちょうど良いです。
黒や茶や紺よりも白やクリーム色、淡いトーンの色が良いです。トイレフロは少し明るくする、これが風水を良くするコツです。

6.トイレと洗面所に感触の良いカーペットを好む人は多いですが、実はセラミックのタイルのままの方がベターです。カーペットがすでに敷かれている方は、マメに手入れして、ジメっとした状態は絶対に避けてください。白カビの原因となり、変なニオイのもとになり、健康に良くない気をつくりだします。小さなマットをカーペットの上に敷くことで、カーペットそのものが濡れるのを避けるのが賢明です。

また北西と南西にはトイレフロをつくってはいけないというルールがあります。
北西は家長、南西は女家長をあらわす方位で、トイレフロはこの方位の運をすべて流してしまうからです。
これは家長と女家長の運だけでなく家族全体に影響を与えるので絶対に避けた方がいいことです。

考え過ぎるのは良くないですが、このような単純なルールだけは覚えておさえて、リラックスタイムを楽しんでください。