マンション購入時にやっておくべき間取りの変更 インテリア風水 2020/02/282021/04/13 マンションを購入する場合、新築はモデルルームを見て判断をしますが、実際に住んでみたらモデルルームの雰囲気とは程遠いことが往々にしてあります。 モデルルームは、モデルとなるいくつかの生活コンセプトを形にしているので、自分のスタイルには合わないということがあるのです。 ここではマンションに少し手を入れて、思い通りの生活を実現するためのヒントを紹介します。 空間をアレンジする 第一に理解しておくべきことは、マンションは基本的な形の間取で作られているものだということです。だから、この作業を始める前に、自分が家をどうしたいのか決めることが重要です。 最近のマンション販売では、購入者がどのように箱をアレンジするか決められる場合もあります。 この記事の例では、独身男性の住まいを見ながら検証していきます。マンションはオープンで、リビング、ダイニング、テレビの部屋という区分けがされています。普通はこの間取でいいのですが、彼はテレビをほとんど見ないのです。 だから私たちは少し物を動かしました。リビングをダイニングにし、台所からテーブルへの動線を改善しました。 テレビの部屋は書斎にしました。彼は仕事を家に持ち帰ることがよくあるからです。 同様に、彼の生活スタイルによりフィットするよう、私たちはより暮らしやすい間取を考えました。ダイニングとキッチンがリビングと書斎と平行になるようにしました。こうすることで、動線が交わらなくなります。それにより、住人にとって無駄な動きのない暮らしやすい間取になります。動線を間取に反映することが理解できれば、オープンプランをどう設計すべきかが見えてきます。 リビングだけとっても、引っ越す前にあらかじめ自分の動線にあわせておくだけで、人生はとてもスムーズになります。 照明と電源の位置 次に鍵となるのは、部屋で必要となる照明と電源の位置です。少々予算がオーバーしたとしても、照明と電源が必要な正しい場所にあると、暮らしは快適になるので、とても重要です。工事が必要ならあらかじめやっておくことです。後から工事する方が高くつきます。 もし購入の時点で空間をどのように使うか決められなかったとしても、室内の基本的な場所に照明と電源があるようにしてください。誰がどのように使っても柔軟性があるような配置を検討すればいいのです。 賃貸に出すとしても、入居者がどのように部屋を使うであろうか考慮してください。全体の中で、このような工事は少額ですが、このような小さなことが賃貸市場において他の物件との差別化要因となります。 壁の色をアレンジするために 壁の色はインテリアで最も話題になるトピック。マンションで上手な色使いの壁を実現するには、シンプル&きれいが一番です。 入居後にその壁がどのように見えるか、風水の効果を狙った絵画やポスターが飾られるか、何も飾らないか、わからない場合は白(オフホワイト)にしておくのが無難です。 白といっても単なる白ではありません。白にも数多くのシェイドとトーンがあります。白にわずかな色を加えることで、青、緑や黄色になります。それによって入居後、周りの景色にあわせて色を変更することができます。 マンションでは何階かによって空の色に合わせるか、地上の緑や土の色に合わせるかが違ってきます。 重い、はっきりした色は部屋の雰囲気を重く感じさせ、色の変更が難しく、かつ他のインテリアに影響するので避けましょう。 特徴的な色の壁をつくりたいのなら、色を塗る前に壁を何に使うか先に決めましょう。 例えば、風水の目的で滝や湖、山といった絵画を飾る壁なら、その絵とつり合わない壁の色があるはずです。かといって白いプレーンな壁も絵画を活かすには力不足です。 例えば、ダークな色合いの絵画に対し、ベイジュ色の背景を使うことで、絵画を引き立てることができます。特徴的な絵画をプレーンな白い壁にかけると、絵画の色合いが活かされません。 壁と絵画が相乗効果となる色の組み合わせを発見してください。これは単純なテクニックですが、コストをかけずに大きな価値を創造します。 空間を広げる 最後の鍵は、デザインが生活スタイルにあっているかどうかです。これは人それぞれ違うことで、部屋の用途、室内で必要となる設備も違ってきます。 部屋に制約があることで、自分の可能性をつぶさないでください。そこで過ごして幸せに感じる家に暮らしましょう。 一般的なマンションでは、あらかじめ一般的な用途を想定されてつくられています。ベッドを置けるような広さがある部屋が寝室、寝室にはウォークインクローゼットがある、というふうに。 もしあなたが家を不在にしがちだとしたら、家全体を使うように考えるべきです。使わない部屋の中で陰のエネルギーがつくられ、風水でネガティブな効果をもたらすのを避けられるだけでなく、空間が広がり、家のあなたにとっての価値が高まり、幸せに感じます。 マンションでは、空間が限られているので、部屋同士に連携をもたせるように工夫するのは重要です。そうすると空間の効果が倍増します。 例えば、寝室の横に書斎をつくります。壁を取り去り、衝立のような間仕切りにすることで、2つの独立した空間は2つの目的をかなえる大きな部屋に変化します。視覚的につながることで、書斎は2倍広く感じます。部屋と部屋をつなげると、空間をダブルに見せる視覚効果があります。 空間のデザインは、常にどのようになるか、効果的に目的にかなうかどうか考えながらするのが正解です。 このような単純なテクニックで、他の家と大きく違う素晴らしい家にすることができるはずです。 関連する記事 ライフスタイルの変化を意識した間取り