風水の効果を高める間取り インテリア風水 2022/06/172022/06/17 風水の効果を常に受けるためには、間取りのデザイン的な工夫が欠かせません。 風水の法則、方位、五行の意味、フライングスターチャートの解説を読めば、家の中で誰がどこで過ごすのがいいのか、何の目的に使うのがベストか、決めていくことができます。 さらにその効果を高めるには、その場所にいるだけでポジティブな感覚が生まれるような空間でなければなりません。人がどのように感じ、行動するかは、空間を流れる「気」が左右します。 オープンな多目的リビング 風水の効果をしっかりと受けとることのできる空間デザインを考える際に、オープンで多目的なリビングは有力です。 リビングの中にダイニング、娯楽、読書といった複数の目的に使われる場所があり、それぞれ独立性を持ちつつ、一体感をもたらす間取りです。 居住者は実際よりも広さを感じるので、飛躍的に成長することができます。息苦しさが無く、現実として豊かさが感じられます。 独立性とプライバシーをどのように保つかがデザイン的な課題です。しかし、お互いが関係しあうことで、絆が強まり、日常生活が家族のイベントになります。 「気」が家の中を自由に邪魔されず流れることができる、これがオープンリビングのもう1つの利点です。フライングスター風水のチャートに従って、家のどこに幸運があるか調べ、そこにオープンリビングをつくると、簡単に幸運を強めることができ、さらにその強力な幸運の力を家の他の場所にも流すことができます。 例えば、フライングスター風水のピリオドのチャートを読み、ウォータースター8やマウンテンスター8といった特別な幸運の場所を探し、そこをオープンリビングの中心にします。 すると、その強い幸運の気が流れ、別の場所にある不運のフライングスターの組み合わせを克服することも可能になる、といった具合です。 空間を区切り、独立性を保ちつつ、気の流れが止まらぬようにしている例をご紹介します。 リビングとダイニングの間には棚があるので区切られていますが、窓と床に境い目がないので、2つのゾーンがリンクし、オープンリビングとして機能しています。 天井の高さを使う 床面積の制約がある場合は、高さを活かすのはどうでしょう。リビングの天井高を2階分使うことで、空間に爆発的な広がり感を与えることができます。 写真では、上階のテーブルはよりプライベートな空間、下階リビングは開放的な皆の空間になります。 この吹き抜けリビングは、上階と下階のつながりを維持しつつ、間仕切りや壁を使わずに空間を分けています。気の流れを良い状態に保ちつつ、一体感と個人の独立的な自由を両立しています。 外の景色を使う 面積を増やすことなく、広々感覚をもたらす方法として、外の景色を使うのはいかがでしょう。リビングの窓を、床から天井まであるフルサイズのものにすると、外の景色を室内に取り込むことが容易くなります。物理的な広さはそのままで、広々した感覚をつくることができます。 家が狭く、外の景色がないとしても、空を見上げることはできるはずです。天窓をつくれば、空が視覚的に家の中に取り込まれ、風水の効果をもたらします。 太陽の活気に満ちた陽の気が入るだけでなく、暮らしの中で自然を感じることができます。 仕上げに五行のバランスを 風水でもう一つ大事なことは、五行(水・木・火・土・金)のバランスです。これは仕上げの段階で調整するとうまくいきます。特定の要素だけが飛びぬけて強いようなことのないよう、注意して仕上げていきます。 五行のバランスが悪いと、暮らしが不安定になります。写真はオープンリビングのデザインに五行のバランスを取り入れている例です。 「木」は、観葉植物、「火」は窓からの採光、「土」は床のタイル、「金」は壁とサッシフレームの色、「水」は外の景色とそれを映す鏡、このように五行が調和して、リビングは心地よいオアシスに変わります。 風水のチャートと実際のデザインをあわせることで、効果は最大になります。風水にはピリオド、年、月といった時間的な変化もあるので、どのように対応するかを計画に含めておくことも大切です。 家の特徴をよく観察し、特徴をどのように活かすかを考えます。そして外の景色を取り入れ、五行のバランスを整える、といった流れです。 関連する記事 壁が風水を左右する